埼玉県の建設業許可・新規申請

元請から建設業許可を取るように言われました。
何から始めればよいですか?

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「次の現場から許可を取って」と言われました

想定されるご相談

埼玉県で小規模な工事を請け負っています。元請から建設業許可を取るように言われましたが、どの業種の許可が必要なのか、いつまでに取ればよいのか分かりません。何から調べればよいでしょうか。

まず元請が求める条件を確認します

最初に元請へ対象の工事内容・必要な時期・提出を求めるものを聞きます。そのうえで、取得する業種を検討し、経営経験を持つ人、営業所技術者等、財産的基礎と、それぞれを証明する資料を確認します。元請から求められたことと、法律上その工事に許可が必要かどうかは別の話です。

最初に確認する3つのこと

  • 元請が求める条件どの工事について、いつまでに、何を示すよう求めているか確認します。
  • 自社の人と営業所経営経験を持つ人、対象業種の技術者、技術者が常勤する営業所を確認します。
  • 財産と裏付け資料決算書や残高証明書を用意できるか確認し、経験・資格を証明する書類を探します。

元請には、何を聞けばよいですか?

「許可を取って」とだけ言われて申請の準備を始めると、対象業種や必要な時期が食い違うことがあります。次の3点を、メールなど後で確認できる形で聞いておきます。

元請に確認する3項目
聞くこと具体的な確認方法
どの工事か予定する工事の内容、見積書・注文書の工事範囲、元請が指定する許可業種を確認します。工事名だけで業種を決めません。
いつ必要か見積り、契約、現場入場のどの時点までに許可が必要なのかを聞きます。申請しただけでよいのか、許可通知書まで必要なのかも確認します。
何を提出するか許可通知書の写し、許可番号、下請登録用の書類など、求められるものを確認します。

軽微な建設工事なら、許可がいらない場合があります。ただし、法律上の許可要否とは別に、元請が取引条件として許可を求める場合があります。埼玉県の手引き「建設業の許可」で許可の要否を確認し、元請の条件とは分けて考えてください。元請と下請の違いが分からない方は元請・下請の違いをご覧ください。

元請に確認した後、何を調べればよいですか?

許可業種を先に確かめないと、技術者の資格や経験がその業種に使えるか判断できません。まず工事内容から許可業種を確認します。

元請の指定する工事内容・期限・提出物を確認し、許可業種、自社の要件、証明資料へ進む順番
元請が指定する業種があっても、実際の工事内容と一致するか確認します。許可を取れるかどうかは、資料を確認してから判断します。

自社で確認する人と資料は?

小規模な会社が一般建設業の新規許可を考えるときに、まず確認する項目を説明します。埼玉県の手引きには、経営業務の管理体制、社会保険、営業所技術者等、誠実性、財産的基礎、欠格要件が定められています。一つの資格や預金残高だけで許可の可否は決まりません。

自社で確認することと最初に探す資料
確認すること最初に調べる内容手元で探す資料の例
経営経験経営業務を管理してきた人が誰で、どの立場で、何年間、建設業に関わったか登記事項証明書、確定申告書、過去の工事契約書・注文書など
営業所技術者等取得したい業種に対応する資格・実務経験と、営業所での勤務状況資格証、卒業証明書、経験を示す契約資料、常勤性を示す資料など
財産的基礎直近の決算内容や資金調達能力決算書、残高証明書など
営業所・保険など営業所の実態、適切な社会保険加入、役員等の状況営業所の写真、使用権原を示す資料、保険関係の資料など

資料の種類や必要な期間は、法人・個人、経験の立場、資格・業種などで変わります。まず手元にある資料を確認し、不足している書類を整理してください。詳しい要件は埼玉県の手引き「許可の要件」、確認資料は同「申請書類」で確認できます。

今日から進めるなら、何をすればよいですか?

  1. 元請に3点を確認する

    工事内容・必要な時期・提出物を聞き、予定する見積書や注文書を手元に置きます。

  2. 該当しそうな人と資料を書き出す

    経営経験を持つ人、技術者の候補、それぞれの資格・経験資料を整理します。決算書や営業所の資料も探します。

  3. 判定チャットで確認項目を整理し、資料で確認する

    判定チャットは、確認が必要な項目を整理するために使います。実際に申請できるか、いつ許可されるかは、資料と埼玉県の最新の手引きで確認します。

希望日までに許可が下りるかは、資料を確認しないと分かりません。まず期限を共有し、必要な業種と資料の確認にかかる時間を見積もります。

「許可を取って」と言われたときは

司法書士・行政書士の小野田敦士

小野田 敦士

  • 司法書士
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士

元請に、予定する工事の内容と、いつまでに何を提出する必要があるかを聞いてください。申請できる業種や取得までの見通しは、その情報と、経営経験・技術者を裏付ける資料を照らし合わせて確認します。

建設業許可の新規申請を検討する方へ

申請前に、確認事項を整理できます

  • 元請が求める工事と、申請する業種の候補を整理する
  • 経営経験・技術者・財産について、確認が必要な点を洗い出す
  • 手元の資料で分かることと、追加で必要な資料を分ける

元請から言われた工事の内容と期限が分かれば、判定チャットで確認事項を整理できます。判定チャットの結果は、書類を確認する前の目安です。

建設業許可の判定チャットを使う判断に迷う点があれば、お問い合わせから工事内容と手元の資料をお知らせください。

関連するQ&A

請負金額が小さくても、元請から求められたら許可が必要ですか?

法律上、軽微な建設工事に該当すれば許可が不要な場合があります。ただし、元請が取引条件として許可を求めることは別です。予定する工事の契約内容と元請の条件を分けて確認してください。

資格を持つ人がいなければ申請できませんか?

対象業種によっては、学歴や実務経験を使う経路もあります。経験を示す資料と勤務状況の確認が必要です。資格がなくても、学歴や実務経験で要件を満たせる場合があります。

設立したばかりの会社でも申請できますか?

会社の設立後の年数だけでは判断できません。経営業務を管理する人の過去の立場と経験、その裏付け資料を確認します。ほかの許可要件も満たす必要があります。